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2008年04月23日
ハナシがちがう!—笑酔亭梅寿謎解噺
本格落語ミステリと言うのでしょうか。上方落語の世界を舞台に書かれた推理小説です。
図書館でみつけたのですが、ちりとてちんを見た後と言う事もあって、思わず手が伸びて借りてきました。
目次をみると各話のタイトルに古典落語の演目が並んでいて、演目の落語にちなんだ事件が起きるのです。
内容的には、金髪トサカ頭の不良少年・竜二が、その行く末を心配した元担任教師に無理矢理連れ出されて、上方落語の大看板・笑酔亭梅寿(しょうすいていばいじゅ)のもとに無理矢理弟子入りさせられる所から始まります。
師匠の梅寿と言う人は、大酒呑みだわ、逆らったり文句言ったりするとすぐどつき回されるわ、借金取りのヤクザに追い回されてるわ、で散々な人で、竜二はとにかく逃げ出すことばかり考えているのだけど、師匠についていって落語を舞台の袖から聞いているうちに、落語の魅力に取り憑かれてしまいます。
そしてなぜか、続発する事件の数々を、真相に気付いた竜二が解き明かして行く・・・と言うお話です。
単行本で出されたのが2004年(2006年に文庫化)なので、ちりとてちんよりこちらの方がずっと先なんですが、竜二の破門騒ぎや、新作落語(ちりとてでは、創作落語と言っていた)に挑戦する話もあって、ちりとてちんを見ていた人なら楽しめるんじゃないかと思います。
続編(ハナシにならん!—笑酔亭梅寿謎解噺〈2〉 (笑酔亭梅寿謎解噺 (2))も出ているようなので、次はこっちも借りてみようと思います。
投稿者 ronia : 2008年04月23日 22:21