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2007年03月12日

『冷たい校舎の時は止まる 上・中・下』

第31回講談社メフィスト賞を受賞した学園ミステリー。
辻村深月のデビュー作。 2004年刊行。

-あらすじ-
ある雪の日学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない玄関の扉、誰も来ない校舎。謎を追ううちに彼らは気づく。学園祭で自殺した級友の名が思い出せない…。5時53分で止まったままの時計。それは、級友が自殺した時間だった。やがて「ホスト」により、一人一人が過去の辛い思い出を振り返らされ、自己の内面を見つめ直させられた末に、一人…また一人と消されて行く。そして最後に残ったのは…。


図書館で借りて読んでみた。

それなりにボリュームがあるのだけど(それでも3冊合わせても京極一冊より薄いがw)、その長さが全く気にならないほどあっと言う間に読み終わってしまった。

読み終わって思ったのが「この人上手だな」。何が上手かって言うと、最初から最後まで飽きさせずに一気に読ませる構成の上手さが際立っていたと思う。作者はこれを、高校〜大学に在籍中に書き上げたと言う。

あちこちに細かい仕掛けと言うか伏線が、さりげなくいくつもちりばめてあるんだけど、それらが物語の終焉に向ってどれもが無理なく自然に納得いく形で集束していく様が、読んでいてとても心地よかった。伏線の回収の仕方がすごくうまいわー。久々にいいもの読ませてもらったって感じでした。

しばらくこの人の作品追っかけてみたくなった。

投稿者 ronia : 2007年03月12日 21:12

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