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2007年01月08日
「天使が開けた密室」
谷原秋桜子「天使が開けた密室」(創元推理文庫)を読んだ。
【内容】(Amazon.co.jpより引用)
行方不明の父親を捜すため、倉西美波はアルバイトに励んでいる。そのバイト先で高額の借金を負うハメになり困惑していたところ、「寝ているだけで一晩五千円」というバイトが舞い込んだ。喜び勇んで引き受けたら殺人事件に巻き込まれて…。怖がりだけど、一途で健気な美波が奮闘する、ライトな本格ミステリ。期待のシリーズ第一弾!短編「たった、二十九分の誘拐」も収録。
まず、表紙の淡い色合いの優しいイラストが目に留まる。帯には「気鋭の贈る、ライトな本格ミステリ」とある。作者は谷原秋桜子(たにはらしょうこ)。初めて見る名前だ。新人かな? と興味を惹かれて本を手に取った。
扉に書かれた内容と、帯の「本格ミステリ」の文字、そして出版元が創元推理文庫。
いやがうえにも興味が高まり、買って帰ったのが昨年末。
年明けとともに読み始め昨日読み終わった。
うーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
帯に「本格ミステリ」とあるけど、本格にしてはライト(軽い)過ぎる感が・・・。
創元推理文庫だし、もっとこう重厚なのを期待していたんだが。期待し過ぎたか。
なんか途中であっさりと犯人も見当がついてしまったよ(動機まではわからなかったけど)。
んで、やけにライトだなーと思ったら、これ、以前富士見ミステリー文庫という、主にライトノベルを出しているレーベルから出た作品を、改題・加筆修正して創元推理文庫から再発売したものなんだね。
どうりで、ライトなハズだわ。
狙いはいいと思う。ちゃんと伏線もはってあるし、本格のテイストは感じると思う。
ただもうちょっと、内容に厚みが欲しかったなー。
個人的には、アルバイトで事件に巻き込まれて・・・よりも、行方不明の父親捜しの方が気になります。そちらの顛末の方が読みたいです(^^;
あ、でも。
同時収録の短編「たった、二十九分の誘拐」はそこそこ面白かった。
無理に長編にするより、短編の方が良い物が書けそうな気がするかも。
投稿者 ronia : 2007年01月08日 22:45